今日もおとなりさんと。

連休中に雨があがって御天気になると、私の職場は息をつく間も

ないほどになることがある。

今日もそんな時間帯が長く、ほんの合間にリサイクル本のコーナーの

前を通ると多くの方の手に渡ったであろう一冊がこちらを向いていた。

いつか全巻新刊で購入したいと思っていたなかの一冊だ。

そこには著者のエッセイの付録も綴じられていて、

たちまち、丸ごと私の手にくっついてきた。いや、くっつけてきた。

そして思い出もあとからくっついてきた。

某附属小学校に通学していた母は

祖父が戦地で病死したあと、まわりのみんなが

授業で使っていた油絵具をひとり購入できなかったそうだ。

その話を聞いてから絵を描くのが好きだった母に初任給で

プレゼントすることをひそかに楽しみに。

それがかなうことはなかったけれど、ときどきふと思い出す。

娘が3歳になる前、近くにできた木製玩具やさんにすすめられて

優しい色に染められたみつろう粘土を手にとることになる。

ドイツ製だっただろうか。

日々、緊張感でいっぱいのときに手のひらで少しずつ柔らかになって

いくそれが心を和ませてくれたのを覚えている。

それから数年後、別の土地でその粘土に再会した。

その粘土の感触をある方に味わっていただけたら・・・と。

今はあの粘土がどんなかたちに変化したのかは知る由もないが、

あとになってからちょっと恥ずかしくなったことを思い出した。

こどもじみていたかなぁと。

あの感触も私が元気になるためには必要だったものだったが。。。

あるとき、その方がそのいれものを手元に残してくださっていたことを知った。

喜びがからだじゅうに伝わったことは言うまでもない。

先のエッセイを初めて読んだ時のなんともいえない安心感とそのできごと。

どちらも「信じる」ということにさらに力をくれた瞬間だったかもしれない。

今日は先日とはまた違うお隣さんと語らった。

明日もさらにいろんな話をすることになろう。

---書は言を尽くさず言は言葉を尽くさず言葉は心を尽くさず、時々

---見参の時を期せん

佳き日となりますように(^^)








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